#0 emily hazard
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P.N.G./interFJ ペルソナノングラータ インターエフジェー
エミリーは笑った。
そこには啀み合う相手などなかった。
もう、血が流れることもないのだ。
◆プロローグ 平和を求めた者たち◆
彼女はただ真っ白な空間を歩いていた。
「何も見えないよぉ!
アリスー!。ベアー!。ディンゴー!
どこにいるのぉ!?」
そこを抜けて初めてそれが深い霧であったことに彼女は気付いた。
「うそ、ここどこ?完全に迷った・・・敵に遭遇する前に皆と合流しないと。」
彼女の目の前には中国の万里の長城に良く似た光景があった。
ただ、ちがうのは、空と地が無く、その道は永遠と暗闇に続いていた。
彼女はその道に沿って進んだ。
それからだいぶあるいたというのに、その景色は変わることは無かった。
彼女はただ道が続く限り歩く。
こんなに歩いたのは、幼いころ父が動物園に置き去りにしたとき以来だ。
「なんで、あんな奴のこと・・・」
急に自分のことが嫌になり、私はその場に座り込んだ。
「この道、いったい、どこまで続いてるんだろう、早く皆を探さなきゃ。」
歩き過ぎたせいだろうか睡魔が襲ってきて私はその場で横になってしまった。
横になっている私の前に大きな影が現れ立ち止まった。
「なぁ、エミリーよく聞け!お前は私の大切な一人娘だ。
もし、私に何かあっても決して、泣くんじゃない。
お前が泣けば、みんなが悲しむ。だからいつも笑顔で生きるんだ。」
そう告げるとその影は次第に暗闇へと溶けるように消えていった。
「パパっ!!」
彼女の目元から一筋の光が流れ落ちた。
「はっ!」
私は飛び起き、辺りを見渡した。
私の目に1人の男の後姿が飛び込んできた。
「パパっ!!」
私はその背中に必死で叫んだ。
しかし、その男は立ち止まらずに歩いて行ってしまう。
私は走り、その男を追いかけた。
追い越し様に私は振り返り、男の顔を見上げた。
「えっ?」
人違いだった。その男の顔は血色が無く、男のまとった軍服の胸元はおびただしい量の血で赤く染まっていた。
膠着する私を男はすり抜け、歩いていった。
すり抜けた男の後ろにあったのはまるで敗走する軍隊の姿であった。
だが、そこに友軍、敵軍は無かった。各国の軍服を着た兵隊たちが何万、数十万はいただろう。
なかには、相当の深手を負っているような者もいる。
それらは立ち止まることなくゆっくりと一定の速さで同じ方向へと歩いていた。
「これって・・・」
どうやら私は死んだらしい。
そう思った瞬間、笑みがこぼれた・・・。
◆番外編:最前線!?三角(デルタ)地帯◆
「ん゛〜?」
決してう○こを踏ん張っているわけではない。
私は悩める乙女、エミリー。自分で言うのもなんだが女オタクである。
私はひょんなことから死んでしまったのだ。
そうそう、私は今悩んでいるのだった。
アニメの世界で冴えない脇役キャラが恋愛をするとそれはすなわち死亡フラッグである。
しかし、いったい恋愛経験もない私の死亡フラッグはいつあがったのだろう?
私は、この先、何キロも続く死者の行列に並んでいる間、考え続けていた。

「ん゛〜?」
思い当たる節が全く無いのだ。
もしかして私って主人公!?とも思ったがそれはあり得ない、
この物語の主人公は、もっとかっこいい美男子に決まっているからである。
なんでかって?21世紀初頭地上波で放映された種死やコードギアスがそう決めたのだ。
そうだ、私はきっとヒロインに違いない。
「ん?死んだらヒロインできないじゃん・・・」
私は、台本にある脇役キャラという設定(邪念)を振り払うかのように
最後尾と書かれたダンボールの看板を投げ捨てクラウチングスタートをきった。
軍服(ヲタ臭)を身にまとった脇役キャラ(人間の屑)どもに目もくれずひたすら走った。
ヒロイン(新刊)という栄光を手に入れるため!
「会場内は走らないでくださーい!大変危険Death!!」
私は天使(スタッフ)の注意に聞く耳も持たず走り続けた。
体を張って制止しようとする者には容赦なく、最速まで加速したクローズライン(カート)をお見舞いする。
「死ねー!!」
宙を舞う天使を振り切り閻魔の所(3日目東館壁際)へGO!
前日に蛍光ペンでチェックした順路を迅速かつ的確に辿り、
この日のために毎日10キロ走りこんでいた成果を発揮するため更に加速した。
するとあっという間に目的の場所(東館壁際)へたどり着いた。
しかし、また私の行く手を遮る人の壁が現われた。
その先には、目的の巨大な閻魔(大手サークル)が在ると言うのに。
「2列で並んでくださ〜い、こちらが最後尾で〜す」
「流石は閻魔(壁際)・・・これが噂の生前の罪を裁く(会場前行列)というやつか!?」
だが、私は怯まない。この日のために徹夜して並んだんだ!このボロボロになった肌にかけても
「目の前の獲物を逃すわけがなかろぉ!!」
再びのクローズライン(カート)をお見舞いする。
あたりは血の海と化した。最後に残ったのはこの私だった。勝利を勝ち取ったのだ。
目前の閻魔の手(新刊)を握った。
「1限ですか?ぜぇぜぇ・・・」
「命(新刊)は1りにつき1つ(1部限定)。」
「なんだとぉ!私を生き返らせてくれ!(保存用、使用、予備の3部よこせぇ!)」
「それは無理だ。お前は生前(会場前)、モラルとルールを守らなかった。
よって、地獄行き(コミックフェスティバル準備会へ通報)決定!」
「う くそっ 私とてザビ家の男だ!むだ死にはしない!」
「うおーっ!」
「ジオン公国に栄光あれーっ!」
そして私は星屑となった・・・
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